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2026/08/15親が元気なうちに話し合っておきたい。茅野市・原村の山林・畑、次の世代に負担を残さないために

「お父さんが元気なうちに、一度山の話をしておきたいんですが」
こうした相談が、ここ数年で明らかに増えています。
区の寄り合いでも、同じ話題が出るようになりました。「うちも山があるけど、どこにあるか分からない」「境界を確かめようにも、知ってる人がもういない」——そういう声を、年に何度も耳にします。
この記事は、親御さんがまだ元気なうちに動いておくことで、次の世代が背負う負担を大幅に減らせるという話です。
親が亡くなってから分かる4つの困りごと
相続の相談を受けていると、同じパターンの困りごとが繰り返し出てきます。
① 山がどこにあるか分からない
固定資産税の納税通知書に地番が書いてあっても、実際に現地を見たことがない方が大半です。「山があるらしい」とは聞いていたが、場所が分からない——このまま相続すると、まず場所の特定から始めることになります。地番が分かれば法務局で地図を取れますが、古い地図と現地が一致しないケースも珍しくありません。
② 境界がどこか分からない
境界は、隣地との関係を知っている人の記憶の中にあることが多いです。ところが、その方々も世代交代していきます。「あそこの石まで」「あの木の手前まで」——そういう言い伝えを知っている方が少なくなるほど、境界の確定に時間と費用がかかるようになります。
区の寄り合いに出ていた方が亡くなった後では、隣接地の所有者への聞き取りも難しくなります。境界の記憶は、人の記憶がある段階にしか残っていません。
③ 水利権・区の当番が絡んでいる
山林や農地には、水路の使用権(水利権)が付いていることがあります。また、区の草刈りや道路補修への参加義務が、土地の所有と連動しているケースもあります。
これらを知らないまま相続すると、次の世代が「知らなかった」では済まない場面が出てきます。区への参加義務が滞ると、地域との関係にひびが入ることもあります。
④ 名義が祖父のままになっている
親御さんが亡くなって初めて登記を確認したら、祖父の名前のままだった——これは茅野市・原村エリアでは定型とも言える事態です。名義が古いほど、法定相続人が枝分かれして増え、全員の同意を取るための遺産分割協議が複雑になります。
親が元気なうちにやっておくこと
上記4つを踏まえると、確認しておきたいのは次の4点です。
1. 現地の場所と境界の確認
実際に現地に行き、「どこからどこまでが自分の土地か」を親御さんと一緒に確認しておくことです。可能であれば、隣接地の方にも立ち会ってもらい、境界を共有しておくのが理想です。境界杭がある場合は、その位置を写真に残しておきましょう。
2. 水利権と区の当番の確認
農地に水路から水を引いている場合、水利権が付いているケースがあります。また、区の草刈りや消防団など、土地の所有に付随する地域の役割があれば、それも確認しておきます。
3. 名義人と相続人の整理
誰が所有者で、誰が相続人になるのか。山林・農地・実家をそれぞれ誰が引き継ぐのか。この整理は、全員が揃って話せるうちにしておくのが最も簡単です。後になるほど、話し合いの機会を作ること自体が難しくなります。
4. 手放す山・残す山の仕分け
全部を引き継ぐ必要はありません。活用できる山・畑は引き継ぎ、活用の見込みがないものは売却や国庫帰属制度を検討する——その仕分けをしておくと、次の世代の負担が大幅に変わります。
親御さんへの話しの切り出し方が難しいとき
「親に山の話をしようとしたら、嫌な顔をされた」という方もいます。
先祖代々の土地を引き継いだことを、大切な価値観として守ってきた親御さんにとって、「売る」「手放す」という話は、自分の生き方を否定されるように聞こえることがあります。
だからこそ、切り出し方が大切です。
「お父さんが悪い」という話ではなく、「この先、私たちが困らないために一緒に確認させてほしい」という入口から始めることをおすすめしています。目的は責めることではなく、現状を把握することです。
それでも話が進まない場合は、第三者を間に入れることも選択肢のひとつです。当社のような不動産業者が「現地確認のお手伝い」という立場で間に入ることで、家族内では言いにくいことを整理できるケースがあります。
境界の記憶は、今この瞬間にしかない
20年この地域で仕事をしてきて、一番感じることがあります。
「あと5年早く来てくれれば、境界が分かった」という案件が、毎年必ずあります。境界を知っている隣地の方が亡くなった、区の古参の方が施設に入った、当時の記録を持っていた方がいなくなった——そうなると、測量士と一緒に現地を歩き、過去の公図と照合しながら境界を推定していく作業が必要になります。時間も費用も、早く動いた場合と比べものにならないくらいかかります。
境界の記憶は、今この瞬間にしかありません。
「そのうち話し合おう」と思っているうちに、その機会が来なくなることがあります。
まずは地番の確認から
「山の場所が分からない」という段階からでも、地番さえあれば当社で現地の状況を調べることができます。「売る・売らない」を決める前の段階からご相談いただいて構いません。
現状を把握して、どの山を引き継ぎ、どの山を整理するかを一緒に考えるところから始めます。
ご相談は完全無料です。
八ヶ岳ライフ株式会社
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